緊急事態宣言の延長により、わが子が通う小学校での運動会も延期のうえ、学年を分けての体育学習参観となりました。残念そうな子どもの顔を見る一方で、東京五輪は何が何でも開催しようという菅首相の顔を見ると、矛盾や不公平感が増すばかりです。

 「女性の相談も増えています」。札幌市が委託しているホームレス相談支援センターで聞いた話も重い。子連れで相談があったケースは、いずれも女性だったそうです。相談体制の強化とともに、貧困・DVや性暴力・性被害の根絶にこそ政府は本腰を入れるべき。間もなく国会も会期末ですが、菅首相からは結局、苦難を抱える国民に寄り添う言葉は聞かれませんでした。

 冷たい政治に負けるものかと、連帯の力も広がっています。民青同盟が取り組んでいる学生への食料支援活動に共感し、加盟した学生らが「今度は自分たちががんばる番」とみずからチラシをつくって配布し、友人にも呼びかけて参加の輪が広がったという話を聞きました。会場では「久しぶりだね」と話し込む学生同士の姿があったそうで、つながることの大切さをしみじみと感じました。

 そういえば菅首相は、就任当初から「自助」を強調していました。誰ともつながれず相談もできず、苦難をガマンするのが「自助」だというなら、そんな政治は引き取り願いたい。収入が減り、ダブルワークで食いつないでいる私の友人も「あんな人が総理ではダメだ」。政治は変わるし、変えられます。