寿都町と神恵内村に、NUMO(原子力発電環境整備機構)が現地事務所を開設すると報じられました。黙って「核のゴミ」の文献調査をするにとどまらず、住民と対話の場を設けるとしています。コロナ禍のどさくさに紛れて、次の調査へ進めるための地ならしが目的ではないのか。

 先週、寿都町で幸坂順子町議と宣伝すると、手を振る方や家から出て「がんばれー」と激励する方、「札幌から戻ってきて、寿都はいい町だと再認識した。核のゴミなんてとんでもない」と、堰を切ったように語る方など相次ぎました。町長の独断や国の押しつけに、多くの方が不満を高めています。

 「住民投票もしないで、町長が『肌感覚』という個人の印象で決めるのはおかしい」と、「子どもたちに核のゴミのない寿都を!住民の会」共同代表の三木信香さん。みずからの言葉で、町議会で住民投票条例を求める意見陳述もおこないました。今まで議会に無関心だった自分が原稿をつくり、初めての経験に手も足も震えたといいます。

 結果は賛否同数で、議長が明確な理由を示さないまま否決。がっかりした三木さんの背中を押したのは、お子さんの一言でした。「お母さん、前を向きなよ」。私も胸が熱くなりました。地方への「核のゴミ」押しつけは許さないと、必ず国政にも反映させなければ。

 菅首相はコロナ対策に無為無策のまま、臨時国会も終盤です。国民や地方へ責任を押しつける政治を、もう続けさせるわけにはいきません。