北海道では寿都(すっつ)町に続き、神恵内(かもえない)村でも、「核のごみ」最終処分場への調査に応じようとの動きが表面化しました。一方で、寿都町では反対を求める新たな住民団体がつくられ、神恵内村議会では住民の意見を聞く必要があると請願は継続審議になりました。
 初めから「トイレなきマンション」といわれ続けてきた原発。その後始末を、人口減少と財政難に苦しむ地方自治体に手をあげさせるやり方への批判も聞いてきました。そこまでして原発を推進するより、国としてやることがあるのではないのか。
 先週、北竜町の農事組合法人「ほのか」を紙智子参院議員と訪れました。人口減少と農業者の高齢化が進むなか、地域で協業化を進めようと決意したものの、経営状況や耕作規模が違う農家同士の話し合いは難航します。それでも「地域に人と土地を残したい」との思いが上回り、今は若い後継者や、経営に女性がしっかり参画し、地域社会全体が活性化しています。
 壁を見ると、「ここには何もないが、自然だけはある」で始まる言葉。苦しみも楽しさも分かちあってきた農家のみなさんの歩みの重さに感動しました。懇談中は終始、笑顔が絶えませんでした。農産物の販売価格や生産費の一覧も法人にかかわる全員に示していると言います。
 地域を主役に、未来を支える国であってこそ。いつ解散・総選挙があろうとも、胸に刻んで訴えたい。