「北方領土」奪還は「戦争しないとどうしようもない」と、丸山穂高衆議院議員(日本維新の会を除名)が暴言を吐きました。丸山議員が参加したビザなし交流の出発日は、私も国後島を眼前にした羅臼町で活動をしていた日。こんな議員が参加していたとは驚きでした。

 沖縄本島より面積も広く、かつては島全域に八十以上もの漁業集落が点在していたという国後島。島を追われた元島民の平均年齢は八十四歳を超えています。お会いした湊屋稔町長は「ぜひ政治家は現地の思いを受け止めてほしい」と強調されていました。日ロ共同経済活動によって島が戻ってくるのかと、懸念や複雑な思いもあります。

 だからと言って戦争だなんて、絶対にありえない。根室市では元島民の方から「領土返還運動キャラバンも、昔は手弁当で行ったんだよ」との話も聞きました。粘り強く取り組んできた運動の歴史や領土が返ってこないゆえの苦労を聞いてきた者の一人として、どうしても丸山議員の発言は許されません。

 こんな発言が飛び出した背景には、「戦争できる国づくり」に執念を燃やしてきた安倍首相の政権運営があるのではないでしょうか。「戦争」の持つ意味が、軽くさせられてきたのです。さらに安倍首相は「参院選できちんと改憲を訴えていこう」と側近に述べました。

しかし、丸山議員へ批判が広がったように、国民は簡単に戦争など許さない。日本の平和をかけた参院選に、いっそう私も力を尽くします。