北海道内を回るキャラバンに向かう特急でJR北海道の車内誌を手に取りました。
 特集は「炭鉄港が熱い!」。空知産出の石炭、その石炭を利用した製鉄、その鉄を積み出した港、つないだ鉄道ーこれらの文字を取った「炭鉄港」が日本の産業革命を支えてきた歴史をとらえ直す動きが広がっています。
 着いた先の木古内町で縄文遺跡が見つかった現場を訪れました。百数十万もの遺物のなかには、日本で初の人の顔が描かれた石製品も含まれています。青森市の三内丸山遺跡をはじめ、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産へ登録される追い風になると期待されています。
 ところが問題は今後の管理方法。今の仕組みでは堀り出された自治体に提供されます。閉校舎を資料館に活用するうえで国の補助金がありますが、管理費用や学芸員の配置は自治体任せなのです。
 事あるごとに愛国心や郷土愛を強調しながら歴史や文化への扱いは冷たい安倍政権。
実は今年、文化財保護を教育委員会から開発部局へ移すことが可能となる法改定がありましたが、その理由は「もうけのための文化財活用」。自ら文化・教育予算を減らしてきたことには、まったく無反省です。
 文化財保護法は戦争で文化財を失った反省からできたものです。
 安倍政権のもとで、また多くの文化が失われかねません。

(しんぶん赤旗 2018.12.15掲載)