桜前線も北海道各地へ到着し、遅く短い春が始まりました。田畑で農作業に励む

農家の姿が見られ、牛たちが草を食(は)む様子も目にするようになりました。

この季節ならではの生命の躍動感に触れながら、道内をまわっています。

 札幌の「女性のつどい」で、食と農業をテーマにしたグループトークに参加しま

した。食品表示やアレルギーなどについて、「実家が農家です。コメの交付金もなく

なるし、これで農家はやっていけるんでしょうか」と切実な話もありました。

生産者と消費者がつながることが大事だね、と参加者みんなで確認しあいました。

 国会では、11カ国による環太平洋連携協定(TPP11)が審議中です。米国が抜け

ても農産物輸入の拡大枠は変わりません。そのうえ米国は、日本に対して新たな農産

物輸入求める方針でいます。まさに農家にとってはダブルパンチ。ここまで農家を痛

めつけておきながら、安倍政権は「外国に売って生き残れ」と農家に迫るばかりです。

 「この集落に10戸以上いた農家も、今は3戸だけ」と、かつて語っていた方を思い

出しました。耕作放棄とならないよう農地を引き受けて、食料生産も地域経済も守る

ため、ふんばっている方が多くいます。利益最優先で地域切り捨ての安倍政権を早く

切りかえたいと、特にこの春は強く感じます。

      「国民の願いを胸に」(しんぶん赤旗 2018.5.19掲載)