4月1日に、重要な法律が廃止されました。主要農作物種子法

です。

この法律のもと、コメ・麦・大豆の種子の生産と普及が都道府県に

義務付けられ、国は予算に責任を負ってきました。各地に見合った

品種が開発され、農家に種子を安く普及し、北海道もおいしいコメ

を作れるようになりました。

 それが昨年、いきなり廃止法案が出されました。理由は「都道府

県が優遇されて、民間の開発意欲が阻害されている」というもので

すが、過去には農水省みずから「阻害されていない」と述べていま

した。私が国会で突きつけても「戦略性は一貫している」と強弁

し、専門家や採種農家から意見を聞いてさえいないことも判明しま

した。

 今後、民間企業が求めれば、公的機関は知見を提供することにな

ります。海外へ流出する可能性もあります。種子の開発には長い時

間がかかり、民間では費用回収のため種子の価格を上げることにな

るかもしれません。新潟県や兵庫県などは種を守るため独自の条例

をつくりましたが、北海道・高橋はるみ知事はその気がないようで

す。北海道の食と農を、どう考えているのでしょうか。

 「国が食料の責任を投げ捨てるなんておかしい」と、ある農協組

合長さんが強調していました。そのうえTPPや日欧EPAで大量

の農産物が輸入されるのですから、まさに亡国の農政。多くの方と

対話を広げることが、安倍政治を変えるための「種をまく」仕事だ

と痛感する毎日です。